うちの釣り堀には約1億2千匹の魚がウヨウヨ。適当なエサつけて、竿させば、今日はどんな魚が釣れるかな。ま、釣りつ、釣られつってことで。
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働く女性が出世することを、「女性出世」の略で、「ジョシュ」と言う、たった今、この瞬間から。
新しい日本語の誕生に立ち会えてよかったな。もうこの先ずっといいことはないぞ、ハハハ。
あ、やっぱ「女性出世」より「出世女性」の方がいいかなあ。
「出世女性」の略で、「シュッジョ」にしようかしらん。でも、なんか「シュッジョ」じゃ、「出張女性」の略、つまりなんかデリヘル嬢っぽくねえ。
じゃあ、やっぱ「ジョシュ」のままで。
ちなみに、「ジョシュ」を漢字変換すると一発で「助手」となる。
もうパソコンの悪意ぃ~。
「しょせん女なんて、男の補助的なオマケみたいなもんさ」てなことを遠回りにズバッと言うなんて!
まあ、28歳までに寿退社ができなきゃ、せめて働いて出世でもしなきゃやってらんねえよな、いくら男のオマケと言えども、ともパソコンが悪意変換を、メッ!
●参考記事
『女性はなぜ出世すべきなのか?』
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130118-00012536-toyo-bus_all&p=1
新しい日本語の誕生に立ち会えてよかったな。もうこの先ずっといいことはないぞ、ハハハ。
あ、やっぱ「女性出世」より「出世女性」の方がいいかなあ。
「出世女性」の略で、「シュッジョ」にしようかしらん。でも、なんか「シュッジョ」じゃ、「出張女性」の略、つまりなんかデリヘル嬢っぽくねえ。
じゃあ、やっぱ「ジョシュ」のままで。
ちなみに、「ジョシュ」を漢字変換すると一発で「助手」となる。
もうパソコンの悪意ぃ~。
「しょせん女なんて、男の補助的なオマケみたいなもんさ」てなことを遠回りにズバッと言うなんて!
まあ、28歳までに寿退社ができなきゃ、せめて働いて出世でもしなきゃやってらんねえよな、いくら男のオマケと言えども、ともパソコンが悪意変換を、メッ!
●参考記事
『女性はなぜ出世すべきなのか?』
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130118-00012536-toyo-bus_all&p=1
●参考記事
『女性はなぜ出世すべきなのか?』
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130118-00012536-toyo-bus_all&p=1
女性はなぜ出世すべきなのか?
男女雇用機会均等法の施行から27年が経ち、ビジネス界で女性と男性が競うのは当たり前になりつつある。しかし、他の先進国と比べると、日本の女性管理職の比率は低いままだ。「なぜ女性は出世できないのか」「どうすれば女性は出世できるのか」――。『抜擢される人の人脈力』の著者である岡島悦子プロノバ社長が、自らの半生やヘッドハンターとしての経験を基に、 出世のために知っておくべき掟をつづる。
■ ヘッドハンターとして感じること
【詳細画像または表】
女性が生涯にわたって働くことが当たり前になってずいぶん経ちました。「結婚した女性は寿退社するもの」という時代もあったことを思えば、ずいぶん変わったものだと思います。
しかし、わが国では女性の管理職や経営者はまだまだ少ないのが現状です。世界経済フォーラムがまとめた2012年の男女平等ランキングによれば、日本はなんと135国中101位。ほかの先進国に比べ、企業幹部に女性が少ないことが響いているようです。多様性が受容されている組織からはイノベーションが生まれやすいという観点から考えても、これは意識的に改善されていくべき課題だと思います。
私はもともと仕事においては男も女もないと思っていますし、「女性(男性)というのは、こうだ」というように、性別で決め付ける考え方が好きではありません。性別の差異を語る前に、ビジネスへの「プロフェッショナリズム」ということが求められていると思っています。
しかしヘッドハンターの仕事を通じて働く女性たちを見ていると、男性社会の暗黙の掟を単に知らないというだけで、機会をつかみ損ねたり、つまずいたりしているケースがあまりにも多いように感じます。
■ 「オヤジ社会の掟」を知らない
本来は女性にも、いわゆる「出世」ができるだけの能力は絶対にあります。ただ、まだマネジメントレベルで働く女性の数が少なく歴史も浅いために、「感情が高ぶったときこそ低い声でゆっくり話すべきだ」とか、「プレゼンのときはダークスーツを着るべきだ」とか、そういう小さな決まりごとを知らないだけで損をしている方が多いようです。
こういうことは誰かが教えてくれればラッキーだけれど、周囲の人たちは「あなたが知らないということを知らない」ので、教えようがないのではないかと思います。
私自身は24年間のビジネス人生の中で、ラッキーなことに周囲にすばらしいメンターが多く、失敗しながらもたくさんのことを教えていただいてきました。
ただ、マネジメントレベルの仕事をするようになって初めて気づいた「オヤジ社会の掟」が多々あります。そしてその知識の欠如が「ビジネス上の信頼貯金」不足を招いていたのではないかと思い当たるフシがいくつもあったのも事実です。
そこで私の知っている範囲で伝えられることは広く伝えたほうがいいと思い、この連載を始めることにしました。私もまだまだ悩みも多く、また修行中の部分もあるわけですが、最近特に経営者の方々からのご相談の多い「なぜ女性は出世できないのか」「どうすれば出世できるのか」ということをはじめ、女性と仕事にまつわる諸問題について、皆さんと一緒に考えていければと思っています。
この連載の内容は、縦社会での付き合いが減少している若手男性の方にとっても、いくつかの気づきがあるかもしれません。加えて、「女性の活用が急務にもかかわらず、ウチの女性は出世したがらない」とお悩みのマネジメント層の方にも、何らかのヒントをご提供できれば幸いです。
■ 出世できないのは、女性にも一因がある
女性が出世できないのは、社会構造の問題もありますが、女性のほうにも一因があるように思います。優秀で仕事ができるにもかかわらず、「別に偉くならなくてもいい」「出世したくない」と思っている人が多いからです。せっかく上司が昇進を打診してくれても、女性のほうで断ってしまうことも少なくありません。
出世したくない理由としては、いろいろなことが考えられるでしょう。たとえば以下のような理由があるのではないかと思います。
「家庭と仕事の両立は無理だと思う」
「下手に偉くなって、重い責任を負わされたくない」
「男性並みに働いて、おじさん化するのはゴメン」
「偉くなったりすると男性に敬遠されてモテなくなりそう」
「部下を育てたり、マネジメントしたりすることに自信がない」
「会社の中で変に目立ちたくない」
女性の社会進出先進国である米国でさえも、女性は自分の能力を過小評価しがちで、出世が遅れる傾向がある、とのことです。
でも私はあえて、「女性も出世を目指すべき」だと言いたい。これは男性も同じですが、企業の中で、自分のやりたいことをやりたいスタイルでやるには、ある程度上のポジションに就いたほうがいいからです。
それに私の周りの働く女性たちを見ていると、結婚や子育てと仕事を両立させている人はいくらでもいますし、会社で高い地位にいる女性はプロフェッショナリズムを究めておられますが、皆さん非常にチャーミングです。「出世したからといって、男性化しなくてはならないことはないんだな」と納得できます。
.■ 出世すると、たくさんの情報にアクセスできる
具体的にいえば、出世することの利点は2つあります。まず1つは自分が意思決定者になって、たくさんの選択肢の中からこれだというものを選べるようになるということ。
もう1つは、たくさんの情報にアクセスする権利が持てるということです。できるだけたくさんの情報を基に意思決定したほうが判断を誤りにくくなるのは当然でしょう。
「意思決定ができる」とは、別の言い方をすれば、他人が下した意思決定に左右されないで済むということでもあります。多くの女性たちは、難しいことは誰かに決めてもらって、それに従うほうが楽だと思っているところがありますが、でもそれは違います。
たとえばあなたが製薬会社の研究所に勤めていて、精魂込めて新薬開発に取り組んでいるとしましょう。ところがある日突然、上層部が、「その新薬は完成したところでそれほど儲からないだろう」という理由で、開発を中止すると言ってきました。
その薬をどんなに待っている人がいるか、それがどんなに世の中の役に立つかを知っていて、説明できるのはあなただけ。しかしあなたはヒラ社員なので、社内で発言権がないに等しく、それにノーと言えないとしたらどうでしょう。上司にプロジェクト継続を訴えても、「上が決めたことだから」とスルーされてしまいます。
■ 出世すると、選挙権が得られる
しかしあなたが多少なりとも、社内で高い地位にいたとしたら、話は違ってきます。プロジェクトが中止されるかもしれないという情報は早めに耳に入ってくるし、それが本決まりになりそうになったら、経営の意思決定の場で自分の意見を言うこともできるのです。社内での地位が低いばかりに、意思決定の場にいられないとしたら、こんなに残念なことはありません。
もちろん組織全体で話し合った結果、希望が通らないこともよくあります。でも仮にそうだとしても、意に沿わない案件については反対の意を表明できるとか、その案が意思決定の俎上に載ったことを知っているというだけでも、すごく意味のあることです。
つまり選挙権がなければ、政治に文句を言いたくても言う方法すらない。しかし選挙権があれば、少なくとも一票を投じることはできます。出世をするということは、選挙権を得るようなものです。いい仕事をするためには、まじめにコツコツやるだけではなく、権力を持って、権力者同士の話し合いの「場」に上がることもまた必要なのです。
「でもうちの会社の幹部なんて、全然うらやましくない。あの人たちの仲間にはなりたくない」と思うかもしれません。
でもいざ出世してみると、高いところに上った人にしか見えない、今までよりもっと広い世界が見えてきます。前述したように出世すると入ってくる情報の量が違いますから、「私が手掛けている薬の開発より、再生医療に注力したほうが世の中のためになる」と思い直すかもしれない。
さらに言えば、今の時代はリスクを取らないことがリスクです。もし自分たちの上に、あまりにもリスクを取らない人たちがたくさんいたら、自分たちの世代は先送りにしてきた負の遺産を押し付けられる可能性もあります。そういう経営判断をさせないためにも、「場」に上がることは重要です。
■ 出産前に「信頼貯金」を貯めておく
そのためにはやはり出世したほうがいい。ではどうすれば出世できるかといえば、前倒しでキャリアを「意識的に」構築することが必要です。
終身雇用の時代は、極端にいえば、結果を出すのは50代以降でも構いませんでした。しかし今の時代、抜擢される人になるには、人より早回しで成長する必要があります。20代がインプットの時代だとしたら、30代からはインプットと並行しながらそれを拡張していき、遅くとも40代からは結果を出すことが求められる。
しかし女性の場合、結婚・出産でキャリアが中断されますから、それをもっと早めにやっておくことです。体力のある20代のうちに男性よりも頑張って、できれば出産前の28~32歳ごろまでに「潜在可能性を立証できるような、わかりやすい実績」を1つ2つつくっておく。「この人はこれだけの実績を出せているのだから、今後の成長も見込めるだろう、だから投資(次の成長の機会の提供)しておかなければ」と思わせるだけの実績です。
そうやって「信頼貯金」の残高を貯めておけば、結婚・出産しても会社から戻ってきてほしいと言ってもらえますし、戻ってきてからも「子どものお迎えがあるので5時で帰ります」という働き方を認めてもらえる。若いうちに頑張っておけば、後になって自分が仕事の内容や働くスタイルを選べる側に立て、自由度が増すのです。
出世は目的ではなく、自分の人生を自分で決めるための手段です。まずは女性たちも、「出世」を敬遠せず、「健全な」出世欲を持つことからスタートしてはいかがでしょう。男性に比べて速いサイクルでキャリア上の意思決定を求められる女性こそ、「早回しのキャリア形成」が向いています。それこそが、生涯にわたって、自らの価値観に合致したワーク・ライフ・バランスを勝ち取る大きな武器になるのではないかと私は考えているのです。
(構成:長山清子、撮影:今井康一)
.岡島 悦子
最終更新:1月18日(金)22時35分
『女性はなぜ出世すべきなのか?』
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130118-00012536-toyo-bus_all&p=1
女性はなぜ出世すべきなのか?
男女雇用機会均等法の施行から27年が経ち、ビジネス界で女性と男性が競うのは当たり前になりつつある。しかし、他の先進国と比べると、日本の女性管理職の比率は低いままだ。「なぜ女性は出世できないのか」「どうすれば女性は出世できるのか」――。『抜擢される人の人脈力』の著者である岡島悦子プロノバ社長が、自らの半生やヘッドハンターとしての経験を基に、 出世のために知っておくべき掟をつづる。
■ ヘッドハンターとして感じること
【詳細画像または表】
女性が生涯にわたって働くことが当たり前になってずいぶん経ちました。「結婚した女性は寿退社するもの」という時代もあったことを思えば、ずいぶん変わったものだと思います。
しかし、わが国では女性の管理職や経営者はまだまだ少ないのが現状です。世界経済フォーラムがまとめた2012年の男女平等ランキングによれば、日本はなんと135国中101位。ほかの先進国に比べ、企業幹部に女性が少ないことが響いているようです。多様性が受容されている組織からはイノベーションが生まれやすいという観点から考えても、これは意識的に改善されていくべき課題だと思います。
私はもともと仕事においては男も女もないと思っていますし、「女性(男性)というのは、こうだ」というように、性別で決め付ける考え方が好きではありません。性別の差異を語る前に、ビジネスへの「プロフェッショナリズム」ということが求められていると思っています。
しかしヘッドハンターの仕事を通じて働く女性たちを見ていると、男性社会の暗黙の掟を単に知らないというだけで、機会をつかみ損ねたり、つまずいたりしているケースがあまりにも多いように感じます。
■ 「オヤジ社会の掟」を知らない
本来は女性にも、いわゆる「出世」ができるだけの能力は絶対にあります。ただ、まだマネジメントレベルで働く女性の数が少なく歴史も浅いために、「感情が高ぶったときこそ低い声でゆっくり話すべきだ」とか、「プレゼンのときはダークスーツを着るべきだ」とか、そういう小さな決まりごとを知らないだけで損をしている方が多いようです。
こういうことは誰かが教えてくれればラッキーだけれど、周囲の人たちは「あなたが知らないということを知らない」ので、教えようがないのではないかと思います。
私自身は24年間のビジネス人生の中で、ラッキーなことに周囲にすばらしいメンターが多く、失敗しながらもたくさんのことを教えていただいてきました。
ただ、マネジメントレベルの仕事をするようになって初めて気づいた「オヤジ社会の掟」が多々あります。そしてその知識の欠如が「ビジネス上の信頼貯金」不足を招いていたのではないかと思い当たるフシがいくつもあったのも事実です。
そこで私の知っている範囲で伝えられることは広く伝えたほうがいいと思い、この連載を始めることにしました。私もまだまだ悩みも多く、また修行中の部分もあるわけですが、最近特に経営者の方々からのご相談の多い「なぜ女性は出世できないのか」「どうすれば出世できるのか」ということをはじめ、女性と仕事にまつわる諸問題について、皆さんと一緒に考えていければと思っています。
この連載の内容は、縦社会での付き合いが減少している若手男性の方にとっても、いくつかの気づきがあるかもしれません。加えて、「女性の活用が急務にもかかわらず、ウチの女性は出世したがらない」とお悩みのマネジメント層の方にも、何らかのヒントをご提供できれば幸いです。
■ 出世できないのは、女性にも一因がある
女性が出世できないのは、社会構造の問題もありますが、女性のほうにも一因があるように思います。優秀で仕事ができるにもかかわらず、「別に偉くならなくてもいい」「出世したくない」と思っている人が多いからです。せっかく上司が昇進を打診してくれても、女性のほうで断ってしまうことも少なくありません。
出世したくない理由としては、いろいろなことが考えられるでしょう。たとえば以下のような理由があるのではないかと思います。
「家庭と仕事の両立は無理だと思う」
「下手に偉くなって、重い責任を負わされたくない」
「男性並みに働いて、おじさん化するのはゴメン」
「偉くなったりすると男性に敬遠されてモテなくなりそう」
「部下を育てたり、マネジメントしたりすることに自信がない」
「会社の中で変に目立ちたくない」
女性の社会進出先進国である米国でさえも、女性は自分の能力を過小評価しがちで、出世が遅れる傾向がある、とのことです。
でも私はあえて、「女性も出世を目指すべき」だと言いたい。これは男性も同じですが、企業の中で、自分のやりたいことをやりたいスタイルでやるには、ある程度上のポジションに就いたほうがいいからです。
それに私の周りの働く女性たちを見ていると、結婚や子育てと仕事を両立させている人はいくらでもいますし、会社で高い地位にいる女性はプロフェッショナリズムを究めておられますが、皆さん非常にチャーミングです。「出世したからといって、男性化しなくてはならないことはないんだな」と納得できます。
.■ 出世すると、たくさんの情報にアクセスできる
具体的にいえば、出世することの利点は2つあります。まず1つは自分が意思決定者になって、たくさんの選択肢の中からこれだというものを選べるようになるということ。
もう1つは、たくさんの情報にアクセスする権利が持てるということです。できるだけたくさんの情報を基に意思決定したほうが判断を誤りにくくなるのは当然でしょう。
「意思決定ができる」とは、別の言い方をすれば、他人が下した意思決定に左右されないで済むということでもあります。多くの女性たちは、難しいことは誰かに決めてもらって、それに従うほうが楽だと思っているところがありますが、でもそれは違います。
たとえばあなたが製薬会社の研究所に勤めていて、精魂込めて新薬開発に取り組んでいるとしましょう。ところがある日突然、上層部が、「その新薬は完成したところでそれほど儲からないだろう」という理由で、開発を中止すると言ってきました。
その薬をどんなに待っている人がいるか、それがどんなに世の中の役に立つかを知っていて、説明できるのはあなただけ。しかしあなたはヒラ社員なので、社内で発言権がないに等しく、それにノーと言えないとしたらどうでしょう。上司にプロジェクト継続を訴えても、「上が決めたことだから」とスルーされてしまいます。
■ 出世すると、選挙権が得られる
しかしあなたが多少なりとも、社内で高い地位にいたとしたら、話は違ってきます。プロジェクトが中止されるかもしれないという情報は早めに耳に入ってくるし、それが本決まりになりそうになったら、経営の意思決定の場で自分の意見を言うこともできるのです。社内での地位が低いばかりに、意思決定の場にいられないとしたら、こんなに残念なことはありません。
もちろん組織全体で話し合った結果、希望が通らないこともよくあります。でも仮にそうだとしても、意に沿わない案件については反対の意を表明できるとか、その案が意思決定の俎上に載ったことを知っているというだけでも、すごく意味のあることです。
つまり選挙権がなければ、政治に文句を言いたくても言う方法すらない。しかし選挙権があれば、少なくとも一票を投じることはできます。出世をするということは、選挙権を得るようなものです。いい仕事をするためには、まじめにコツコツやるだけではなく、権力を持って、権力者同士の話し合いの「場」に上がることもまた必要なのです。
「でもうちの会社の幹部なんて、全然うらやましくない。あの人たちの仲間にはなりたくない」と思うかもしれません。
でもいざ出世してみると、高いところに上った人にしか見えない、今までよりもっと広い世界が見えてきます。前述したように出世すると入ってくる情報の量が違いますから、「私が手掛けている薬の開発より、再生医療に注力したほうが世の中のためになる」と思い直すかもしれない。
さらに言えば、今の時代はリスクを取らないことがリスクです。もし自分たちの上に、あまりにもリスクを取らない人たちがたくさんいたら、自分たちの世代は先送りにしてきた負の遺産を押し付けられる可能性もあります。そういう経営判断をさせないためにも、「場」に上がることは重要です。
■ 出産前に「信頼貯金」を貯めておく
そのためにはやはり出世したほうがいい。ではどうすれば出世できるかといえば、前倒しでキャリアを「意識的に」構築することが必要です。
終身雇用の時代は、極端にいえば、結果を出すのは50代以降でも構いませんでした。しかし今の時代、抜擢される人になるには、人より早回しで成長する必要があります。20代がインプットの時代だとしたら、30代からはインプットと並行しながらそれを拡張していき、遅くとも40代からは結果を出すことが求められる。
しかし女性の場合、結婚・出産でキャリアが中断されますから、それをもっと早めにやっておくことです。体力のある20代のうちに男性よりも頑張って、できれば出産前の28~32歳ごろまでに「潜在可能性を立証できるような、わかりやすい実績」を1つ2つつくっておく。「この人はこれだけの実績を出せているのだから、今後の成長も見込めるだろう、だから投資(次の成長の機会の提供)しておかなければ」と思わせるだけの実績です。
そうやって「信頼貯金」の残高を貯めておけば、結婚・出産しても会社から戻ってきてほしいと言ってもらえますし、戻ってきてからも「子どものお迎えがあるので5時で帰ります」という働き方を認めてもらえる。若いうちに頑張っておけば、後になって自分が仕事の内容や働くスタイルを選べる側に立て、自由度が増すのです。
出世は目的ではなく、自分の人生を自分で決めるための手段です。まずは女性たちも、「出世」を敬遠せず、「健全な」出世欲を持つことからスタートしてはいかがでしょう。男性に比べて速いサイクルでキャリア上の意思決定を求められる女性こそ、「早回しのキャリア形成」が向いています。それこそが、生涯にわたって、自らの価値観に合致したワーク・ライフ・バランスを勝ち取る大きな武器になるのではないかと私は考えているのです。
(構成:長山清子、撮影:今井康一)
.岡島 悦子
最終更新:1月18日(金)22時35分
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